Java開発では、しばしば、自分で作成していないコードに向き合う仕事をこなさなければなりません。そのデザインパターンを理解し、将来の開発に活かすには、考古学的なアプローチで既存のコードを分解し、構造を理解する作業が不可欠です。

手作業でコードを分析し、情報を得ることは可能です。しかし、それは退屈で時間を浪費する作業です。コードを可視化して、 情報を集める ツールがあれば、問題は解決します。JBuilder 2007に搭載されたUMLモデリング機能は、既存のJavaコードを可視化します。既存のアプリケーション資産をビジュアルに解析すれば、コードのパターンを発掘できます。

次の6つのステップが、開発プロジェクトの戦略を決める考古学的アプローチです。

ステップ アプローチ
可視化:
図を入手する

JBuilder 2007のLiveSource機能を用いれば、Javaコードのリバースエンジニアリングが可能です。これにより、開発者は既存のJavaコード資産を継承したときに、そのコードからUML図を生成して利用できます。しかも、コードと図は常に同期しているので、既存の開発資産を理解し、メンテナンス・拡 張の作業を進めることができます。

設計違反:
オブジェクトモデルが適切かどうかを理解する

オブジェクトコードが適切かどうかを理解する重要なチェック項目です。JBuilder 2007の測定を使えば、コードの健全性を測定することができます。結果は、キビエットグラフなどでビジュアルに表示することもできるので、コードが規定のしきい値内にあるかどうかを、容易に判断することができます。

規約違反:
現在のコードの状態を理解する

一般的に「規約」といわれるコーディング規則の遵守は、開発者にとって忘れられがちなものです。しかし、こうした規約を守ることで、ささいなエラーやバグ、将来における誤解の発生などを防ぐことができます。JBuilder 2007には、200以上のコード検査を実施できる検査機能が搭載されおり、パフォーマンス問題、エラーを誘発するコード、重複するコードなどを検出でき ます。

ビジネスロジック:
既存のコードをテストする

今日の複雑なシステムでは、テストの最適化が重要な項目項目となっていますが、皮肉なことに、ソフトウェア考古学のアプローチでは、システムテストで多くのコードを網羅することはできません。そのため、既存のコードを継承して利用するには、ユニットテストを行い、それぞれのコンポーネントが「正しく」動作することを検証しておく必要があります。JBuilder 2007は、JUnitによるユニットテストをフルサポートしており、こうしたテストアプローチを強力にサポートします。

パフォーマンスレビュー:
ソースコードのボトルネックを特定する

JBuilder 2007には、パフォーマンスネックになるようなコードの箇所を特定できる機能が用意されています。こうした機能を活用して、コードを検査することで、パフォーマンス問題を未然に防ぐことができます。一般的には、5%未満のコードが80%のパォーマンス劣化を引き起こしているといいます。そのため、この 5%の問題を発見して修正することは、大変重要なのです。

ドキュメント化:
作業内容を理解させるためのドキュメントの妥当性を評価する

ドキュメント化: 生成した図やテスト結果、検査・測定、パフォーマンスデータなどをドキュメントに含めることは、大変重要です。JBuilder 2007には、ドキュメント生成機能が搭載されており、これを自動化します。UML図を作成したり、検査・測定を実行すると、これらの結果は、ドキュメントに含まれます。この機能により、開発者はコードをより深く理解できるようになり、チームでの情報共有が可能になります。

 
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